文字盤に咲き誇るバラ、アートとなったタイムピース
2015年のS.I.H.Hで発表したArt&Excence Collectionは、同メゾンの独創性を示すものとして注目されている ピアジェの叡智とクラフツマンシップの結晶である世界最薄機械式時計「ピアジェ アルティプラノ」に世界的にも希少な工芸美術を施し、まるで芸術作品ともいうべき新たなコレクションをを生み出した 文字盤に咲き誇るバラ 今やピアジェを象微するアイコンのひとつとなったバラが、デザインとして引用されるようになったのは、4代目会長イヴ・ピアジェによりところが大きい イヴは幼い頃からバラに魅了され、その保護や発展に尽力してきた。 1982年にジュネーブで行われた国際バラ新種コンクールにおいて、その優勝種に「イヴ・ピアジェ・ローズ」という名がつけられてたことは、彼の名を一躍世界中のバラ愛好家に知らしめた 今回のコレクションではそのバラの美を祝うため才能あふれる職人を協働し、驚くほど織細で美しくエレガントな文字盤を作り上げた ひとつのデザインはビザンチン帝国に起源をもつナイクロ点描法とシルバーの糸に緻密な刺繍で表現した織細な「エンブロイダリー」
モチーフを下描きしたシルクの生地に希少はシルバーの糸を目に見えないほど細いシルクの糸で花びらを縁取ってゆく。続いて5色の糸を使った刺繍。フレンチノットステッチなどを駆使して時間をかけて仕上げる。もうひとつはメディチ家の時代にフィレンツェで開花したハードストンのはめ込み細工で作られた深い色合いの「ハードストーンマルケトリー」そして古代地中海沿岸がその発祥とされる「エナメル」卓越した技法で作りあげられた表情豊かなバラと、ウォッチメイキングの芸術作品
ダイヤモンドの刃の付いた鋸で、選びぬか抜かれたメキシコ産インペリアルジャスパーをごく薄くカットし石の色合いを見つつスチールの先を使って花びらを下描き。弓鋸を使って切り出した花びらでバラを組立て、研磨を施す